「雲に触れるなら 星に手が届く気がした」
ふと 思い出した言葉
十数年前、前の職場にいたとき
仕事ができない自分がとても惨めでなじめなくて
どうしたらよいのか分からなくて
帰り道
見上げた空はとてもとても低くて ビル数階の所まで雲がかかっていた
手を伸ばせば 掴めそうだった
『雲をつかむような話』『星をつかめ』
ああ 雲がつかめるなら 星だってつかめるんじゃないか
胸のつかえの一つが 流れた気がした
一ヶ月後 臨時採用期間が終わった
更新はしなかった